難解も聞く/LIVE IN LISBON/PETER EVANS QUARTET/Clean Feed

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liveinlisbon.jpgいや、難解であった。何回聞いたことであろう。シャレなどではなくマジメに。2010年度ミュージック・マガジン選定ジャズ部門第一位の、ピーター・エヴァンスという人のライブ。最初エヴァン・パーカーとこんがらがったわ。
多分、きっと、おそらく音楽として楽しめるのはどちらかというとこちらだと思うのであるが、例えばエヴァン・パーカーのソロ(明日取り上げる予定である。)が自分にとってあっさりと楽しく面白く夢中になれたのに比べたら、こちらは難解きわまる感じで、いったい難解聞いたことであろう。いや、シャレじゃなくって。
 それは分からない、ということ半分、何回聞いてもドキドキが残る、ということ半分。分からないからドキドキなのか。こんなに一枚のアルバムをず~っと聞いてるなんてどれぐらいぶりであろうか。ここに書いてない期間、ずっとこれ聞いてたって感じなのであった。
 トランペットのピーター・エヴァンスも確かに素晴らしいのであるが、ピアノのricardo galloもまた凄い。ちゅうとベースは、ドラムはどうやねん、ということになるんだけど、ライヴだからこその強烈などつきあいから、スクラムまで、場面場面が実に複雑にうねりあってて楽しいが、緊張しっぱなしという感じすかね。

 田中さんいうところの「でた~っ」という音では全くないんだけど、聞けば聞くほど聞くところがある。しかしその修行に今は旅立つ時間が無い、という感じかな。ほかにも聞きたいもの山のようにあるしなあ。後ろ髪をひかれつつ、次のアルバムに向かうのであった。

 とはいえ、なんか楽しみ残してるような気がず~っとしてる。あと何回聞けば満足するのであろうか?

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このページは、吉岡孝が2012年6月 8日 14:30に書いたブログ記事です。

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