音楽って素晴らしい The Bright Mississippi/Allen Toussaint/Nonesuch

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ミュージック・マガジン誌2009年度ジャズ部門第5位。このCDのレビューを読んでると、高確率で「優雅なピアノ」という表現が出てくるのである。人と 同じようには聞きたくないと思いつつ、このピアノを優雅と表現しなくて何を表現する、という感じがする。陳腐すぎる表現だけど、聞いていてほっとする。安 心する。眠たくなる、ことはないけど。いつまでもゆったりと音楽に包まれてぽんやりしていたい。モンクのタイトル曲のカバーもまさにその典型で、すぐに ジャズがど~とかこ~とか、モンクと比べてあ~だのこ~だの、そんなことはまあ後でって感じで、本当に音楽って素晴らしいと今更ながら再確認させてくれ る。本当に素晴らしい。
  基本的にはR&Bの人らしいのだが、恥ずかしながら初めて聞くアラン・トゥーサン。ミュージック・マガジン誌 で松尾史朗さんが言うようにこれはジャズ以外の何者でもないのだけれど、単に懐古主義な音になっていないのは、ジャズ畑の人ではなかったからなのかもしれ ない。インスト曲の中で唯一の歌ものは一級品のブルースでなんともいえん味があるし。
  今ふとアマゾンのレビュー読みに行ったら、全員満点の五つ星付けてる。ま~、そうだよな~。音楽好きにはたまらんし、そうでなけりゃ、聞こうとも思わんやろ。んでもとりあえずこれ聞いて、ぽんわかできる人とはお話がしたいと。かように思うわけでございました。

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このページは、吉岡孝が2012年5月 3日 12:21に書いたブログ記事です。

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